屋上の広場にきた。

ここは患者さんなら出入りできる唯一の外。


「座ろ」

島田先生がベンチに腰掛けて隣を指差した。

ちょこんと座る。

『はぁぁ』

「どうした?何かあったの?」


『ううん。』

「...何の事だ??病気の事?」


首を横に振った私。