『え…う〜んとさぁ。凄く言いにくいんだけど、私門限あるんだ。
それまでに帰れそうなら良いけれど』


『へ?門限? 何時迄?』


『8時』


思わず恥ずかしくて声が小さくなった


『ホント?…お前お嬢様だったのか?』


『いいえ!父は本店に勤めていますから…』


『あっ!そうだった。で、なんで門限あるの?…いや…女の子だし門限は良いとして8時は早いだろう!』


『そ〜なの。私も困ってる。』


……高瀬君は目をパチパチしながら う〜ん と、考えてニッコリ笑った


『じゃあ それまでに麗奈ちゃんを家に送り届ければ問題ないんだよね?なら決まり!さっ行くよ〜♪』


と、言って私の腕を掴んで職場を後にした