『お見合いなんかも断れなくて一度したけれど、2〜3回会っただけでダメ…

(苦笑) 交番勤務の時は三交代勤務だからわりと時間もあったけれど、今はな…
〈予定は未定…〉

常にそんな感じ。急な呼び出しはあるし、遠出するには職場へ届け出必要だし…
事件が起こって召集かかれば、デート中でも駆け付けなきゃならない…

しかも、理由は彼女には言えないし…

信じてもらえる様に俺も努力するんだけれど、毎度繰り返し起これば自分に余裕ない時は、彼女にフォローできないから…
気が付いた時には〈さよなら〜〉って…』


『でも、それじゃ 将来結婚とか…難しいじゃないですか』


田崎さんは深く溜息をした…


『まっ だからと言って同僚が皆結婚してない訳じゃないから、理解してくれる彼女の出現を気長に待つよ』


田崎さんも傷ついてるんだよな…

恋愛に慎重になる訳だ。

麗奈…お前本気なのか?


『最初は偶然だったけれど、お前から麗奈ちゃんの勤務先聞いていたから思わずこの前会いに行っちまった〜わはは』


酔ったのかポロリと出た田崎さんの言葉にビックリ

…………えっ それって…

もしかして…今夜は吐かせるぞ!