ギュッ…………

助手席に座る私の上から被さる様に身を乗り出し私の脇に手を入れギュッと抱き上げる


え…っ?
嘘……………


狭い車内なのに私をグッと抱き上げ運転席に座り直した田崎さんの膝の上に乗せられた

私の髪を優しく触って甘くキスをする
いつもより甘い顔が私の気持ちも高揚していく…


触れるだけのキスを私の目や頬に落としそれはどんどん深い物になっていく


車内に響くリップ音に私も次第に深いキスに答えて…
『……んっ はぁ ……』

『…麗奈…麗奈…………』
キスをしながら私の服に手を入れる…いつもより激しく私を求めてくる田崎さんの唇と手に私はここが車内だと言う事を忘れてしまう

『麗奈…こんなに勃って…俺が欲しい?』

胸の頂をキュッと摘んで意地悪く耳元で囁く

『いやっ ここじゃ…』


『ダメ…我慢できない。後ろに移動するから…』

……え?

ひょいと私を抱え後部座席に移動する田崎さん

引越し様にシートを倒してあった所にそっと寝かされた


田崎さんは私の上にまたがり着ていたコートを脱いだ
『麗奈…ごめん。今麗奈を抱きたい』

『でもっ!誰かに見られるかも…』