ーーーーーーーー
ーーーーー

窓の外はツリーの様にキラキラ光る美しい夜景が見えた

私達の思い出の場所の港も見える

私はうっとりとその夜景に見入っていたら
後ろからギュッと抱きしめられた

『麗奈…いつも仕事優先で寂しい思いをさせてごめんな。デートだって余りしてやれなかったよな…

水野の事でもお前を泣かせた…
殺人事件の時は連絡すらしなくて…俺、あの時麗奈を失うかと思った。

自分も初めて扱う大きな事件だったし、ましてや殺されたのが同期で…
麗奈の気持ちを考える余裕無かった…

その後麗奈の銀行前で会った男の存在に焦った
麗奈がソイツの方を選ぶんじゃないかって』


『…蓮…?』


『幸せにするから…良い夫婦になろうな?』

その瞬間クルッと後ろ向きにさせられて…

"……愛してる…麗奈"

紅潮し潤んだ目をしている田崎さん
降り注がれる熱いキスは一瞬で私を溶かす


室内に響くリップ音は私を少し大胆な気持ちにさせた………
…………

『…あぁっ あぁ……ん』

思わず出た私の声を聞いてふわっと私を抱き上げベットに運ぶ

『…久しぶりだから優しく抱けないかも…』

そう言って胸元に顔を埋めた…