その後少し雑談して

『向井!5月の俺達の結婚式是非出席してくれ。
その頃には交際公表できるかもな〜』

照れながら嬉しそうにする二人を見て私まで嬉しくなった

『もっと話していたいけれど今夜予定があるの。またゆっくりお話しましょう。』

そう言って喫茶店を出た…

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『いや〜亜美ちゃんの彼氏が向井だとはな…驚いたわ。』

『田崎さん、向井さんってどんな人?』

『あいつは高校時代かなりモテていたな…剣道も強くて個人でインターハイに出てベスト8迄行ったと聞いたな…大学から剣道で声もかかっていたみたいだけど確かあいつ勉強で進学したはずだな…

性格は明るく穏やかなタイプかな…可愛い後輩だったよ』

ふ〜ん

『でも、良さそうな人で良かった。』

『でもさ…教師の立場ならヤバイ話だよな。デートも大変かもな。
俺達は随分遠回りしたから少し羨ましいよな?
まっ…我慢した分今は幸せだけど♪』

運転しながら話す田崎さんの横顔を見て昔の事を思い出していた…