私を捕まえて☆

お風呂から出てリビングに行くとお兄ちゃんがビール片手にテレビの野球を見ていた


『ねぇお兄ちゃん この前飲み会で絡まれた時刑事さんに助けてもらった話覚えてる?

なんかあの時の刑事さんお兄ちゃんの事知ってるっぽいの
知り合いに刑事さんいる?』


お兄ちゃんが一瞬目が泳いで持っていた枝豆を落とした


そのお兄ちゃんの様子に私の方がびっくり!


『でね その刑事さん今度は銀行に来てね…あっ見回りだったんだけど、少しお話したの。
田崎さんって言うの〜ねぇ知ってる?あの時のお巡りさんに似ていて…』


今度はもっとビックリしているお兄ちゃん


絶対何か隠してる!


『あ まぁ もしかしたら俺の知り合いかも…う〜ん でも違うかも ブツブツ…』


『そっ?前にお兄ちゃんに友達紹介して欲しいって頼んだのも覚えてる?

私の友達二人も連れて行くから、その田崎さん含めたお兄ちゃんの知り合い集めて合コンセッティングして!』


『はぁ〜?何でだよ 嫌だよお前に男なんか早いよ!』