田崎さんに後ろからギュッと抱きしめられた

『麗奈…結婚したら1年位は二人きりで暮らしたいな…子供はそれから…
麗奈はどう思う?』


『赤ちゃん?
うん、私もそうしたいな…
私…お嫁さんになるんだね
幸せだよ でも今からお料理とか沢山覚えないとね…』

『ゆっくりで良いよ
そんな気取った料理なんか良いよ。普通で…
俺は麗奈がいれば良い』


そんな嬉しい事をサラッと言えちゃう田崎さん


最近は沢山言葉にしてくれて本当に嬉しい


『でも 結婚するのって
大変だよね。準備がいっぱいで…


明日会社に結婚と退社時期の話をするね…』


『4月上旬で辞める話?』

『うん』

『麗奈はもっと働きたかった?』

『……どうかな でも…
田崎さんと結婚するのは私の夢だから…』


『可愛い事言ってくれるな…さっ 上がって…』

私をひょいと抱え浴槽から出る

田崎さんの細いけれど筋肉質で綺麗な身体は明るい所で見るとまだ恥ずかしい

先に身体を洗って田崎さんはベッドで待っているから…とバスルームから出た

私は濡れた髪を乾かし後からバスルームを出ると
部屋は薄暗く照明が落とされていた