『そんな 謝らないで
私は嬉しかったし今とても幸せだよ。


私…結婚って凄く憧れていたの 大好きな人にプロポーズされて同じ苗字になるって…夢みたい


でも…実際に自分がそうなったら 私って結婚がどういう物か?結婚式や結納の話にしても全くわかっていなかった…


って気が付いて急に不安になっちゃって…
所詮私が知っていた結婚って雑誌や漫画なんかのイメージで知った事だったんだな…って』






『麗奈………君って子は
本当に参る。どうしてそんなに素直で可愛い事言うんだろう。

なぁ 俺だって初めての結婚で不安だよ。
麗奈をがっかりさせやしないかって…

ただ俺は兄弟の結婚を見てきてる…友人も多く結婚している。
回りに相談できる人は沢山いる。

けれど、麗奈は違う。
家族はもちろん友達にさえ結婚している人は少数派だ。

だから不安で当たり前、知らなくて当たり前なんだよ。

わからない時は回りに素直に聞けば良い!
二人で悩んで行けば良いんだよ麗奈。

一人で悩まないで俺にぶつけて…それくらい受け止める事できるつもりだぞ』


嬉しかった

嬉しくて泣いてしまった…