『うん明日は朝ごはん無しな…ご飯より麗奈食べたいから。12時に起きれば間に合うし!
おいで…麗奈』

手首をギュッと掴まれ布団の中に引きずり込まれた…
それからは一ヶ月分だとばかりに激しく…優しく抱かれた

『麗奈 愛してる』

そう荒い呼吸の合間に囁かれる愛の言葉に必死で答えた

細くなった彼の身体を抱きしめ胸がキュンとした

彼を守りたい…

そんな気持ちが芽生えた

何度目かの絶頂を迎え
空が明るくなる頃
私達は眠りについた



11時
携帯の目覚まし音に起こされ朝の準備をする

混ぜご飯はおにぎりにして持たせよう
沢山握って川辺さんや係長にも渡してもらう

野菜ジュースを飲ませ
玄関まで見送りする

『麗奈 その鍵麗奈のだからな…前に渡したのにお前返しただろ?ちゃんと麗奈の目印つけたから時々家の様子見に来て?』

そう言って出勤した田崎さん
まるで新婚みたい♪

寝不足だけどお互い愛を再確認して活力となった

幸せな気持ちで一杯になり家路についた
鍵についていたのは
温泉で見た可愛いキーホルダー

そんな小さな事にも田崎さんの優しさを感じた


明日は私も試験
頑張らなきゃ