『麗奈…やきもち?
だったらすっげー嬉しい。』

そう言って私を強く抱きしめた

『も〜そうじゃないもん』
ギュッ

甘い雰囲気になって
田崎さんが顔を近づけてきた……






〜♪〜♪♪


田崎さんの携帯だ…

『うわぁ 係長だ…はい、田崎です。
……………えっ!
はっ わかりました。
はい 錦町ですね?ん〜30分位で行けます。はい ……』


なんか…嫌な予感

げんなり顔で電話を切り
私の顔を見る田崎さん

『ごめん!麗奈…
仕事入った。まだ詳しい事は現場に行かなければわからないけれど、ひょっとしたら大きい事件かもしれない。すぐ送るから…』


と、言って私を急いで自宅まで送ってくれた

『後で連絡するからな…
悪いけれど、このまま署に戻って現場に行くから…
ごめん!』


な 何事?



結局田崎さんからその日連絡が来る事は無くて理由を知ったのは翌日の朝刊だった…



地元新聞1面を飾る大きな記事


【警察官殺傷事件】

昨夜8時頃地元繁華街錦町
にて警察官が殺害された

110番通報で駆け付けた警察官が死亡
応援で駆け付けた警察官のうち1名が重傷

犯人は逃走中……