『麗奈ちゃん、彼女について俺が知ってる事を話すから聞いてくれるかな』


二人が真剣な顔になった

ゴクリ…。



『田崎はどこまで話したんだ?』



『水野の過去の話し、現在の話しはしていない』



『なら、まずは俺と水野の関係について話した方が良いかな…』



岡嶋さんは、俯き深く息を吐いてゆっくりと顔をあげ私の目を見て話しを始めてくれた



『俺が北浜署に来たのは去年の10月…秋の異動でこっちに来たんだ。

それまでは冨浜署…水野が7月の異動で来る迄居た署だ。
…俺は冨浜にいた時、水野が好きだったんだ。

一緒に遊びに行く事もあったし…だから、結婚を前提に付き合いを申し込もうと思っていた。

けど、水野は俺の上司と婚約したんだ。
俺は上司と水野が付き合っていた事を知らなくて

かなりショックでさ…
ようやく水野の結婚を祝ってやろうと思っていた矢先……………
………
彼女の結婚が破談になったんだ。
理由を知って愕然としたよ。

俺頭にきてそいつを殴っちまった…