思わずパッ!と離れると

田崎さんはちょっと口を尖らせた



『今日の話し合い上手く行ったらたっぷり愛し合おうな』


と言って玄関に向かって歩き出した


<愛し合う!!>


一人で赤面していたら
男の人がリビングに入ってきた




『あっ!!』



『麗奈』



『は!はい!』



『さっき話していた同期なんだけど…赤い顔して見つめるなんて…俺は非常に面白くないぞ!』


あ…



『は 初めまして 朝比奈麗奈です。』



『こんにちは 俺は田崎と同期の岡嶋です。
麗奈ちゃん…噂通り可愛いね〜でも横から真っ黒いオーラを感じるからあんまり見つめないでね♪』



う…


『いや あの…ちょっと緊張感していまして…

昔の事とは言え話を聞くのがちょっと怖い気もして…複雑です』



『………………そっか』



田崎さんと岡嶋さんは
顔を見合わせていた



田崎さんは落ち着かないのかネクタイを緩めタバコに火をつけた


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『何から話そうかな』


岡嶋さんはゆっくりと話始めた