ぎょっ!串男…じゃなかった 彼氏さんだ


『あっ!誠君!お帰りなさい。ごめんね気が付かなかった〜』

『廊下まで笑い声聞こえて楽しそうだからチャイム鳴らさなかったし。
こんにちは、溝口です。
ゆっくりしてってね』

友子は溝口さんの後ろをついてリビングを出た

美由紀と私は
<思わず唇見ちゃったよね〜>
と言って笑った

それからは誠さんも一緒に4人で色々な話しをした

誠さんに世話を焼く友子が可愛らしくて、美由紀と二人とても羨ましがった

あ〜田崎さんに甘えたい〜
なんて思っちゃった

時計を見たら3時

『私もうそろそろ帰るね』
『え?もう?』
と、誠さん

『ありがとうございます。この後予定があるので…それにお二人見てたら羨ましくなったから彼に早く会いたいし♪』

嬉しそうに微笑む誠さん

結局美由紀も一緒に帰る事になった


帰りのバスの中で
『芳賀さんは私達の事どう思っているのかな…皆結婚の話し出ていて良いな』


『芳賀さんはまだ若いもんね』
と言って私は苦笑いをした

……………
………
……

車窓から景色を見ながら

夜の言葉考えたら

少し気が重くなってきた