帰宅時間が近づき時計を気にしていると

『麗奈どうしたの?何か用事でもあるの?』


『あ…うんとね、夜田崎さんに会うの…でね、例の件話すんだ…いちをお兄ちゃん連れてくからさ…』


『え?何でお兄ちゃんまで?』


『田崎さんだっていきなりそんな話し聞いたら頭に来るだろうし、この件は田崎さんがお兄ちゃんに頼んでいた事でもあるしね』


まだ頭の中でうまく組み立てて無いからどう話そうかな…
学校から帰る早々
この話しは…悪いかな…
今夜は田崎さんとお兄ちゃんがお酒を飲める様に私が車で迎えに行くつもり

お兄ちゃんは少し残業があるので居酒屋に後から来る予定


『いい話し合いができたら良いね!頑張るんだよ』
と、美由紀に応援されて退社した

-----------------
-----------------

久しぶりに来る田崎さんの官舎
いつも停める場所に車を停めて田崎さんの部屋に向かう

建物内に入ろうとしたら
男女の話し声がする

『帰ってくれ、本当に困る。いい加減にしてくれ。』

『お願い少しで良いの…今話せないかな?』


『だから、家に来るなと言ったよな?何なんだよ一体!』


思わず私は走っていた