お構いなくキスを続け服の中に手を入れたその時…
何度も鳴る携帯電話のディスプレイを見て怪訝な顔をする田崎さん

無視を決め込んだ田崎さんはその着信を切った

田崎さんの様子がおかしい…

『大丈夫?…どうしたの?』

『いや…何でもないよ。知らない番号だからさ…』

ふ〜ん

なんか胸騒ぎ

でもあまり詮索するのは止めよう
何かあればちゃんと話してくれるから…

その後部屋で夕飯を食べ自宅に戻る事にした

リビングでギュッと抱きしめられ真剣な顔で田崎さんが…

『麗奈 以前俺が紹介されたりして付き合ったり見合いをしていた話し…した事あったよな?麗奈は気になるか?』

…………どうしたの?

『う〜ん 田崎さんが今まで女性と付き合いが無かったなんて有り得ないし…
全く気にならないか?と言えば嘘にはなるけれど、聞いた所で昔の話しだよね?
実は子供がいるんだ…とか、結婚していた…とかだとちゃんと知りたいけど…

私にとって重要なのは今誰が一番大切なの?って事なの…だから無理に過去をほじくり返す事は無いよ』

ホッとした顔の田崎さん

更にギュッと抱きしめられた