私を捕まえて☆

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……………

湖を出て1時間半
田崎さんが育った街に入った

田崎さんは
実家に行く前に自分が通った高校や大学等思い出の場所に寄ってくれた

懐かしい!
と、言いながら見て廻る田崎さん

子供の様な笑顔で当時の事を話してくれて
本当に楽しかった

話しの中に佐藤さんや楓さんの事も出てきて
私も同じ時を過ごしたかったな…なんて二人を羨ましく思った

そんな話をしながら…
車は閑静な住宅街に入った
大きな家の前に車を止めた田崎さん

『着いたよ』
と、にっこり笑った

瞬間 緊張し始めた私は
ぎこちない笑顔をしていた様で…
田崎さんは私の頬に左手を沿え唇を親指でスーッとなぞった

『挨拶だけだから…軽く考えて後でお楽しみもあるし♪』

さ…行くよ

と言って車を降りた

後部席に置いたお土産を持って私も田崎さんの後ろに続いた

ピ〜ンポ〜ン♪

『は〜い』
と、家の中から声が聞こえた