店の営業時間が終了し後片付けを
していると友子が私を呼んだ

『麗奈…ちょっと話せる?』

………………

書類を整理しながら
友子は話しをしだした

『色々心配かけてごめんね、私も事務所荒らしの件では正直この仕事辞めようかと思ったんだよね。
体調も崩したし…
でも、麗奈達がいつもの様にしてくれて助かったよ。
さすがに飲み会や外食する気にはなれなかったけれど…今日はちょっと報告があって…
私、彼にプロポーズされたの。
お互いに若いからすぐに結婚はできないけれど、今回の件があって、彼が一人にしておけないって…
それでね、今度の土日で彼のアパートに引越しして親公認で一緒に暮らす事にしたの。今度彼に会ってね…』

驚いた!
そして自分の事の様に嬉しかった!

『おめでとう!…良かった…友子に笑顔が戻って…本人に良かった

仕事中なのに泣いてしまった

友子が、わぁーごめん!
早く報告したくて…
って謝ってくれたけれど
その様子に気が付いた美由紀も途中から加わり
三人してウルウルしてしまった

三人ともこの2ヶ月半は
色々な事があって
友子の引越しが落ち着いたら三人で食事に行く事を約束した