「態度でわかる…
夢も一緒だから」
夢は、悲しそうに言った。
「…夢も男が大ッ嫌いだから
夢には
姫華だけいればいい」
夢は、そう言って一粒の涙を流した。
その意味を知るのはあたしだけでいい
「どうして泣くんだ?」
湊が口を開いた。
「…関係ない」
夢は、それだけ言って屋上を出て言ってしまった。
あたしは、それをクスクスと笑って見ていた。
「あいつは、お前の友達なんだろ?
どうして追いかけない」
湊は、そんなあたしを軽蔑した目で見た。
「どうしてって
理由なんか必要?」
あたしは、クスッと笑った。
