あたしは、その手を振り払おうとした時に後ろから殺気が漂ってきた。
あたしは、ため息をつき、他の人はその方を見た。
そこには、真っ黒の髪の毛をした20代ぐらいの男がこっちに向かってきてた。
「そこの赤髪その手を離せ」
その人はあたしの目の前まで来ると低い声で言った。
赤髪とその仲間は軽く怯んでいた。
「なっ!
…喧嘩売ってきたのはこいつだか――「湊(ミナト)離せ」
真ん中にいた人が急に言った。
湊と呼ばれる赤髪は、大人しく手を離した。
「姫華(ヒメカ)大丈夫か?」
あたしの目の前にいる真っ黒髪の人は、さっきとは違い優しい声で言った。
「うん。
別に平気だよ拘輝(コウキ)」
あたしは、そう言って拘輝という人に微笑んだ。
