「えっ…
あっ…
良いぜ!」
幹は、そう言って5人の輪の中に入って言った。
そして今度は6人の元に夢を引き攣って言った。
でも夢は、一行に謝る気配がない。
「夢!
藍君に、失礼な態度を取ったんだから謝りなさい」
あたしは、そう言って夢を藍の方向に向かせた。
でも夢は、そっぽを向いて「やだ」と呟いた。
あたしは、また藍の方を向かせ
「謝りなさい」
と怒った口調で言った。
夢は、目に涙を浮かばせ泣かないように必死に堪えていた。
それを見兼ねたのか藍が口を開いた。
「姫ちゃんいいよぉ
僕べつに気にしてないし」
と優しく言った。
「良くないの
いけないことはいけないってしっかり怒らなきゃ
ほら夢、謝って」
あたしは、藍を見て言った。
