君がいた




「姫華さん、夢さん
取り合えず座りましょう」

幸は、そう言って鼎達の輪の中に入った。




あたしと夢も、取り合えず入った。





「初めまして



あたしは、百合ヶ丘女学院生徒会長の一樹里姫華です。





そしてこの娘が――「夢です!





ちなみにここの生徒ですのでよろしくねっ!!」


あたしと夢は、ニコッと笑って軽く自己紹介をした。





「姫ちゃんが生徒会長で夢が、ここの生徒なの??





こんな可愛い娘

いたっけ??

夢ちゃんは、何年何組?」

藍が可愛く首を傾げて言った。






「あんまり学校来ないから知らないんじゃない?


1年S組だよ」

夢は、さっきとは違って無表情で言った。





夢の、発言にあたし意外は驚いていた。





「じゃあ湊と幹と同じだねッ!!






幹から、夢ちゃんの話を聞いたことがないから

ホントにほとんど来てなかったんだね」

藍は、ニコニコしていた。