君がいた






あたしは、クスッと笑った。




「うん




あんまりお腹空かないんだよね


味覚だってわかんいし






てか幸きょどりすぎだよッ!!









あたしだって人間だし、こーやって素を出せるのって学校の屋上ぐらいなの





教室でも家でもつねに緊張感を持ってなきゃいけないしね」





「教室でもですか?」



幸は、良くわからないみたいだ。





「一応



あたしは、この学校のトップはってるからさ






ちょっといかれてるけど」
あたしは、クスッと笑った。




「いかれてるとか言っていいんですか?」





「……いいんじゃない?



事実だし」
あたしは、しれっとしていた。