君がいた






「合ってますけどなんでわかったんですか?」
幸は、眉間にシワを寄せている。





「ふっ






昨日変な女に説教されなかった?」





「ぇえされましたが」


その後に”それがなにか?”
とついて来そうだ。





「その人の名前は覚えてる?」




「…姫華?だと思いますが」
幸は、自信なさ気に言った。




「まだわからない?」


あたしが言ったことがまだわからないみたいだった。





「じゃあ大ヒント




あたしの下の名前は?」


あたしは、クスッと笑った。




「姫華さん



















……もしかして」






「多分あってる。





昨日の説教したのはあたしだよ










幸気づくの遅いよ」

あたしは、クスクスと笑った。