『ちぃーさとちゃんっ!』


『秋人くんっ!』



幼い頃の私たちが蘇る。






今と変わらぬ、茶色の髪と金色の色素の薄い瞳。


ドレもコレも、秋人くんがクォーターだから。







ダメだ、フラッシュバック・・・。






―キーンコーンカーンコーン・・・ッ。


ぁ、チャイム・・・。


外の空気でも吸いに行こう。



先生が出て行くのを確認すると、私も裏庭へと向かった。