秋人くんは、私には関係無いと言った。 関係無くは、無い。 私だって、秋人くんが好きだ。 「うぁー・・・酷い顔じゃん、千里・・・」 「うん・・・」 次の日、恵美ちゃんは私の顔を見て言う。 確かに、酷い顔だ。 目の下にクマ、赤く腫れ上がった瞼。 昨日、軽く泣いちゃったしほとんど寝てないしムリ無いんだけどね。 恵美ちゃんは、それ以上聞かないで居てくれた。 なにがあったか、きっと分かっているんだろうな。