でも―――・・・。







その温もりを私は突然、失った。











『・・・もう、手ぇ繋がないで』













小学校、5年生の時だろうか。


夏の日の放課後、突然言われた言葉。

















真っ先に出た言葉は、





―――なんで?






だった。








自分はいつも通りのハズだった。








見に覚えの無いコトで彼を傷付けたのだろうか?







でも、いつもの秋人くんなら、彼なら、笑って、許してくれるはず。