プラネタリウム



「カシオペア座って知ってる……?」




「…知りません…」



両親のお通夜の帰り道、泣きながら帰るわたしに話しかけてくれた




高校生ぐらいの男の人…。




「カシオペア座わね…北斗七星の方角を示しているんだよ…?」




「…………」



そんな話をなんでわたしにするのかな…?


もう何もかも嫌なのに…


「すごいよね…ちゃんと方向を教えてくれるんだよ?」



「なんでその方向を向いてるの?」



するとお兄ちゃんはにこっと笑ってからこう言った



「そうしないといけないから…。誰かが道に迷ったら困るでしょ?そのために一生懸命輝いてるんだよ?」




そのお兄ちゃんの言ってる事はよく分からなかったけど、なんとなく分かったような気がする…



「道に迷ったら夜空を見上げればいいよ…。きっと答えが見つかるはずだよ…?」



暗くてよく顔は見れなかったけど…



とても温かい気持になった…


「あの………名前は……?」

「俺?……俺はぁ~ユキさん♪あだ名だけどね…。」



ステキな名前だな…


「またいつか会おうね♪泣いたら可愛い顔が台無しだよ?



そう言ってユキさんは暗い道に消えていった…



それから次の日からずっと


わたし宛に手紙が届くようになった。


内容は普通の日々の生活や星座の事について…。

気づいたらそれはわたしの毎日の楽しみになっていた…。

わたしの何気ない日々を手紙で書いたり、

綺麗な花が咲いたよぉって

写真も送ったりしていた……。