なぜか未歩さんはニヤっとした笑顔を見せた…



「心配しなくても大丈夫★おじさんは住んでないの。住んでるのは20代から30代の人たちだけよ♪」

ぇええ~!結構若い人たちしか居ないんだ…

逆に心配になってきちゃった…



「大丈夫よぉ~。優弥ちゃんの事はもう紹介してあるから♪」



「た、たすかりますー!!!」




よかった…


安心した~…。


どうやら無事に生活できそうです!


「優弥ちゃんは4号室ね♪荷物はもう引越し屋さんが済ませたらしいから!私は1号室ね♪」




それから鍵を渡され、未歩さんは買い物に行くといって行ってしまった。


何だか楽しそうな予感♪


「あれっ?新しい入居者だ!」



なんだか懐かしい太くて低い声…

「こんにちは!と、始めまして!」

振り返るとそこには20代ぐらいの若い男の人が立っていた…

栗色の髪にちゃんとワックスで整えてある……

パッチリな目にがっしりとした体系…

それに風に乗って運ばれてきた香水のにおい…

なんだろう…本当に懐かしいというか…

前に一回あったことがあるのかな…?

「はじめまして…。高野優弥です!」

頭の片隅にある記憶をどうにか引っ張り出そうとするけど

中々でてきてくれない…

にしても…イケメンだな…

「よろしくね♪優弥ちゃん♪」

それからスタスタとマンションの中に消えていってしまった…

そういえば名前を聞くの忘れてたっ!