『好きです。』
放課後、校舎裏に俺は居た。
目の前には見たこともない女。
一生懸命焼いてくれたらしい、クッキーを差し出して。
彼女は言った。
でも…
「ごめん。」
俺はそんな返事しか言えない。
だって、話したこともない奴となんか付き合ったってうまくいくはずなんかない。
一時の感情なんかで、はい。なんて言えない。
彼女は俺のことを沢山知っているのかもしれないけど。
俺は何一つ知らない。
そんな二人が恋人になった所で、一体何がある?
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