野菜をひっつかみ、倉庫を閉める。
どうしたの っていいながら、春平はあたしの手から野菜を取った。
"ありがとう"って言ってる暇もなく、春平を家に押し込む。
「お腹すきすぎて」
「あはは、お腹すいてたんだ。」
…嘘では、ないけど。
こんなに焦っている自分が不思議だと思った。
……………………
―知加ちゃんは、春平のことが好きだ。
春平は鈍感だから気づかないけど、知加ちゃんだけじゃなくて、
最近、人気がある。
「うどん楽しみだね」
「…うん」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…