チャット★ティチャー

「委員長!!」

河川敷に座りこんで、携帯を眺める咲美に大声で呼びかけた。

振りかえった咲美の表情はなんだか悲しげだった。

「本当に来たんだね。」

咲美は悲しげな表情をぎこちない笑顔に変えた。

「はぁ・・・はぁ・・・」

全力で走ってきて息も絶え絶えになりながらも俺は言った。

「チャットの続き・・・はぁ・・・」

「どうして・・はぁ・・・」

息を切らす、俺を見て、クスッと笑い「落ちついて」と俺の肩をポンッと叩いた。

「どうしてかって?」

「簡単だよ。」










「私は田中君が好きだから。」








俺をまっすぐに見つめる委員長の瞳。

まっすぐな言葉。

そして、その表情は今まで見た、咲美のどの表情よりも美しかった。