少しドキリとしたが、柚木君の話しに耳を傾けた。
「昔、悪さとかしても許してくれるお母さんがいたらしいんだ。
でもそのお母さんはその子が悪さとかするたびに手帳に何かを書いていたらしい。
ある日それが気になったその子が手帳を覗くとーー…」
まるで…あたしのことみたいだ。
柚木君はあたしの顔を覗きこんで、止めていた言葉を紡いだ。
どこか楽しそうに口元は孤を描いている。
「最初に今日の〇〇〇ってその子の名前が書いてあって。
続きにーー
マイナス5点
残り147点
って書かれてたんだって」
ボト!!
「あ、奈津子ちゃん、バック落ちたよ?はい」
「あ、ありがとう…っ」
似てるなんてもんじゃない。
あたしの話とまるっきり一緒じゃないか。
「その、ポイントが0になった時どうなっちゃうんだろうね。俺はそのお母さんがたまってた鬱憤を晴らすべく、その子供を殺すんじゃないかって思うけどー」
また爽やかに笑う柚木君に今度はドキドキする余裕なんてなかった。
「昔、悪さとかしても許してくれるお母さんがいたらしいんだ。
でもそのお母さんはその子が悪さとかするたびに手帳に何かを書いていたらしい。
ある日それが気になったその子が手帳を覗くとーー…」
まるで…あたしのことみたいだ。
柚木君はあたしの顔を覗きこんで、止めていた言葉を紡いだ。
どこか楽しそうに口元は孤を描いている。
「最初に今日の〇〇〇ってその子の名前が書いてあって。
続きにーー
マイナス5点
残り147点
って書かれてたんだって」
ボト!!
「あ、奈津子ちゃん、バック落ちたよ?はい」
「あ、ありがとう…っ」
似てるなんてもんじゃない。
あたしの話とまるっきり一緒じゃないか。
「その、ポイントが0になった時どうなっちゃうんだろうね。俺はそのお母さんがたまってた鬱憤を晴らすべく、その子供を殺すんじゃないかって思うけどー」
また爽やかに笑う柚木君に今度はドキドキする余裕なんてなかった。


