拓斗はおかずを美味しそうに食べている


まだ足りないのかあたしに向かって口を開く


「はい!もう自分で食べれるでしょ!」


強引に拓斗に弁当を渡した


拓斗はちょっと残念そうにパクパク食べ始めた


奈々と光太君はあたし達に関係なくもうとっくに二人の世界に入っている


あたしは拓斗の顔をじっと見つめた


悲しそうな顔してるし…


あたしなんか悪いことしちゃったかな??


あたしは拓斗のシャツを軽く引っ張った


「ん?」


「ごめんね?」


チュッ


謝罪の気持ちを込めてキスをした


よくわからないけどずっと前に光太君に教わった


拓斗に許してもらいたいなら謝ってキスすれば絶対に大丈夫!!


と…


これで許してもらえるかな?


「桜～…」