Sweet・Sweet・Sweet

「桜ってさ全然俺のこと束縛したりしないじゃん?」


束縛…


「だから心のどっかで桜って俺のこと本気で好きなのかな?って思ったりして本気で悩んだ事だってあった」


そ、そうなんだ…


悩ませてたんだ


「だせーけど光太に相談したり奈々ちゃんに桜のこと聞いたりしたこともあった」


拓斗


「桜ってヤキモチとか妬いたりしないからなおさら(笑)」


あたしはいつも周りの女の子達に嫉妬してるよ


「だからヤキモチやいてくれてすげー嬉しい」


拓斗の顔を見る限り本当に嬉しそうな顔してる


いつもみる王子スマイルや照れたときの笑顔もかっこいいけど


今見せてくれてるやんちゃな笑顔も大好き


あたしはこの気持ちが抑えられずに拓斗に座ったまま抱きついたら拓斗はそのままたおれてしまった


けど座り直してあたしの背中に手を回してくれる


「あたし拓斗が思ってるような子じゃないよ?」


この気持ちはっきり伝えたい


「毎日嫉妬しまくりだし本当は束縛だってしたい…でも拓斗はみんなの王子様だからそんな事はしない」


あたしは


「あたしは拓斗を信じてるから、拓斗は絶対どこにも行かないって!」


本当に信じてるから