Sweet・Sweet・Sweet

「騒がれ…たり…ヒック…手振られて…たりして…ヒッ…」


「うん」


「それを…拓斗が…ヒック…笑顔で…ヒック…見てて」



これ言ったら嫌われちゃうかな?


「あたし…ヒック…嫌だったの~~!!」


号泣するあたしの頭を撫でる手が止まった


やっぱり…


ゆっくりと緊張しながら拓斗の顔を見た


そこには驚くほど真っ赤な顔をした拓斗がいた


「拓斗?」


「あ…ちょ…あーー!もう!!」


ビクッ!


いきなり叫んでその場に座り込んだ


頭を抱え込んで何かを考えてるみたい


あたしもしゃがみ込み拓斗を見ていた


「それってさ…ヤキモチってこと?」


カアァァ////


自分の顔が真っ赤なのがわかる


「…うん////」


「ヤベー……嬉しい…」


え?嬉しい?


予想外の反応にびっくりして目を丸くする