和也は
急いで
荷物を
整え
オレに
ついてきた。
チャリ置場に
オレの
チャリが
ある。
『和也、チャリは?』
『…あ、オレ…チャリ乗れねーから…』
『そっ…か…』
ちょっと
マズイこと
聞いたかな。
『じゃあ、後ろ乗るか?』
和也は
急に
笑顔に
なって
『乗る!』
そう言って
チャリの
荷台に
跨がった。
校門を
抜ける。
『こらー!!二人乗りは危ないから禁止だぞ!!』
生活指導の
先生が
叫んで
いたけど
今の
オレらは
それどころ
じゃない。
二人乗りが
楽しすぎて
テンションMAXだから。
スーパーに
着く。
『あ…、オレ、冷えるとヤバイから』
『は!?ちょ、早く言えよ!』
『んー…たぶん大丈夫。だから早くアイス買おうぜ』
『おう…』
ダメだ。
頭の中で
声がした。
これ以上
ここにいちゃ
いけない。
和也が危ない!
そう
思った瞬間
予想が
的中した。
和也が
膝から
崩れ落ちた。


