Last summer 。




和也

いやだ。

いやだ。

いやだ!

オレを

置いてくなよ。

ずっと

オレと

バカ

やって

行こうぜ?

いやだ。



開けてよ。

おい

和也ってば。



開けろって!

いやだ。

いやだ。

いやだ。

和也!!


『――…っ!!』

飛び起きた。

『夢…?』

うわ



ヤベーし。

マジ

ありえねえ。

和也は

死んでない。

まだ

14歳だぜ?

死なないっしょ?



正夢とか

ありえねえよ?

まだ

オレらは

友達で

いたいんだ。

あれから

和也は

毎日

学校に

くるように

なった。

オレが

和也と

一緒に

いるから

和也が

イジメられる

ことは

なくなった。

『和也!今日帰り、アイス買ってこーぜ!』

『うん!ちょっと待って!』