「何で!?俺、楓さんの好みの男になるから!!」
男子は諦めきれずに、猛アタック!
「でも、、、」
「大丈夫!貴方の彼氏にふさわしい男になるから!!」
「いや、そういう事じゃなくて、、、」
「じゃあなんですか?」
ここまできたら、しつこい男にしかならないって、、、

「おーはよっ☆」
「うわぁぁぁぁっ!!」
後ろからいきなり声がしたから、アタシはびっくりして絶叫。
「うっわヒド!お親友様に向かって」
「しかたないじゃんよ、近くで告白されてるんだから!」
ちょっとすね気味の親友。
お隣には、彼氏様。
「はよー。あ、斉藤もいんじゃん」
「おはよ、伊本」
軽く解釈を交わす。
「ねぇ茉里、また楓さん告白?」
ニヤニヤすんなよ、気持ち悪いなぁ
「まーね。」
アタシは、適当に返事をした。
「え!?福田って、下の名前茉里って言うの!?」
突然伊本が驚いた。

沈黙

「し、知らなかったの?」
奈々子が、信じられないとばかりに攻める。
「うん」
「一緒に学校に来てて?」
「うん。だって、毎日“福田”って呼んでるし」