紅龍 ―3―



「「─────…。」」



…─沈黙が続く。


さっきとは打って変わった空気。


…あぁ。


本当に間違えた。


てか、血祭り発言から間違えてる。


どうしよ。


どうすんだよこの空気。


…もう、帰ろっかな。


帰りたいな。


なんかさっきから龍に抱きしめられてんの気になりだして心臓バクバクいってるし。


それも破裂しそうなぐらい。


私─…病院行ったほうがいいかも。


あぁどうしよう。


…そんなこと思いながら私は無意識に龍の顔を覗いてた。



ドキッ。


心臓のバクバクがそんな音をだした。



「──…。」



思わず龍の顔を見つめてしまう。



綺麗な…綺麗すぎる龍の顔。


何かを思い詰めたような─…


久しぶりの龍。



こんな…恰好よかったっけ?


ドキッ



ドキッ



なにこれ?


なにこのドキドキッ?



どうしたんだろ私。



本当に病院行ったほうがいいかもっ!!




「龍っ!!帰る!!」



私はドキドキが止まらない心臓が怖くなって思わず龍に叫んでいた。