紅龍 ―3―




なら、血に染まる獣となろう。



そう思って。





「話し合いは終わりだ。」





「椿夜を捕らえろ。」






その言葉を合図に獣は獲物にくらいかかった。





私はそっと後ろに下がり、それを見つめる。




力の差は見え見えだった。




ただ、何かが引っ掛かる。




何かに違和感を持つ。