紅龍 ―3―


蘭side



「獣。」



誰かがそう呟いたのが聞こえた。



獣、か─…。




周りを見る。



皆、私に怯えている。




実際そうなのかもしれないな。




私は獣。




仲間にも牙を剥き出し血を求める。




闇にそまった獣。




…─梟って獣にはいんのかな。




まぁ、入ってるって事でいいや。




Red owl。




血に染まった赤い梟。




今の私にぴったりの名前ってか。




私は小さく笑った。