「そ、そうよ。」 なんとか頑張ってそう言った私の声は震えていた。 『ふふっ。俺が怖いですか?楓さん。』 それを嘲笑うかのように言い放つ恭平君。 私はただ違うとだけ言った。 怖いなんて本人に言えるわけない。 そこまで恭平君から感じる怖さに負けたわけじゃない。 でも、恭平君は私が思っていた以上だった。 『まぁ、いいですけど。俺はその事について1ヶ月前から知ってましたよ。』 きっと私の顔は青ざめているんだと思う。 だって、恭平君の言った事はあり得ない事だから。