願わくば、神様。

…〜♪〜♪♪…



またメールを知らせる着信音。





【(それって)誰!? 俺は緑晴中学校の…】




そう打たれたメールに私は少しがっかりした。





「自信あったのになあ…」



そしてまた頭をひねって考え始めた。




思えばさっきからこの繰り返しだし!!!



瀬川塾で緑晴中学校の男はー…




「一ノ瀬!!あいつしか居ないじゃん!!」



すばやくボタンを押してメールを作成、送信。


【一ノ瀬!?】



我ながら短いメールだ。