幼馴染みの初恋

「だまれよ…!俺だって…こんな気持ち…初めてで…」 白夜はまた声が小さくなる 、志紀鮫は白夜の顔を見つめる、そして性格が変わったかのよーに喋り出す。
「あ〜ぁ…辞めた、辞めた。せっかく女子高生の彼女作れると思ったのにぃ…」
白夜は顎が外れたかのようにポカ〜ンとしている。
「ごめね!今までのキャラは作ってたんだよね!☆」
白夜は正気を取り戻して志紀鮫に詳しく話しを聞く。「おま…お前そんな不純な事で、ユイと付き合おとしたのか?」
志紀鮫はイスから立ちあがり、もう一本タバコを吸う
カチッ…シッボッ…


一瞬煙が沢山出た後に煙は消えていく…
「ハク…わりぃな!」
おいおい…性格かわりすぎだろ…こいつ…ははっ。
でも、少し話しやすくなった。
「わりぃって何だよ?」
志紀鮫はまたニヤニヤしている
「家に連れて行ってチャンスがあればと思っててさぁ」それを聞いて白夜は志紀鮫に殴りかかる…
「話し最後まで聞けよ!」
志紀鮫は白夜のパンチを軽く受け止める
「チャンスはなかったよ…。ユイは、お前の事ばっか話し始めてさぁ…やる気無くしたんだよ」
白夜の手を志紀鮫はゆっくり離す
「だから…今は好きつーより好きだった…かな」
志紀鮫は泣いているような笑っているような、不思議な顔していた
「でも、マジだったんだぜ」タバコの火を消しながら志紀鮫は白夜を見る
「無理矢理奪いとるなんて事は俺の趣味ぢゃないからな」白夜は志紀鮫の話しを黙って聞いていた。
「先生、俺はユイが好きだ…もう迷いないよ」
勢いよく立ち上がる白夜に志紀鮫は少しビックリしていた。
「そっか…これで俺も諦めるよ」
白夜と志紀鮫のユイ争奪戦は白夜が勝利した。
「そう②俺明日にはこの学校からさよならだから」
…………
一瞬の沈黙。
「あっ…うん」
白夜は言葉が出なかった、志紀鮫と少しだけだが話しをして志紀鮫は悪い奴ぢゃないと白夜は思ったからだ。
「あれ〜喜ぶと思ったのにぃ」
志紀鮫は少し疲れた顔で白夜の顔を見つめる。
「いや…その…先生は嫌いじゃないかな…」
白夜は照れくさそうに志紀鮫を見上げる。
「うんうん…よし、もう俺との話しは終りっ!ユイの所に行ってあげなさい」
白夜の顔を見つめる。
「いや…その…先生は嫌いじゃないかな…」