ユイは重い身体を起こしてアルバムを取り出す。アルバムには白夜とユイそしてハヤテが写っている。 小さい頃の二人はいつも傷だらけだった、白夜がユイの手をとって山の中なんかを連れ回していたからだった。 ユイは写真を見ながら昔を思いだす、二人が小学二年か三年の夏だったと思う。 その日は一番暑い夏で一番怖くて楽しかった日だった…