「そうそうあの時白夜気絶してたんだよ〜あの時白夜が死ぬかと思っていっぱい泣いて…そこに大人の人が通りかかって、病院に運ばれて大変だったよ」そう言いながら白夜を見る。「なぁ…あの時さぁ誰か人工呼吸したか?
本当はその人工呼吸は正確に言うとユイのキスなのだ。でも白夜は忘れている。「な…あんたなんかとキスする相手いるならみてみたいわよ!ほら、遅刻しちゃうよ」ユイはまた歩き始めた
その後を白夜が追いかける「でも、噂があるんだよな」 ぼーっとした顔で白夜は言う
「噂って?」ユイは少し焦りながら聞き返す
「あの木の下でキスすると将来絶対結ばれるって噂」
そんな事ある訳ないという顔して言い返す
「もしその人工呼吸したって相手が男ならあんた男と結婚ね!おめでとう」
ユイは笑顔で拍手をする。「ばーか!そんなの信じてねぇよ」
ユイは急に真顔になる。
「私は信じるよ。結ばれるって…」
ユイは下を向いたままだ。「それ俺が男と結婚しろって意味かよ…ひでーな」
ユイはごめんと一言謝る
「あっ…ゴメン!私今日早く学校行かないとダメなんだ…だから先行くね…」
ユイは走って学校へ行く。「よっ!ハクっ♪」
後ろから声をかけられる…不味い。いやな奴に朝から逢ってしまった。
「ユイちゃん、どったの?いつもと違うねー♪」
ニコニコしながら白夜に聞いてくる白夜は普通だよっと言った。
「ハヤテさぁ…お前俺にキスしてないよな?」
紹介が遅れたこいつは新宮ハヤテ(しんぐうはやて)俺だけが好きな、俺専門のゲイらしい。
「ハクとキスしたよ」
えっ、まさか…
「一本杉でか?」白夜は焦る 「んにゃ、夢で♪」
夢かよ…紛らわしいんだよ
「でも…一本杉の噂なんて懐かしいな!」
ハヤテもこの噂は知っているようだ…
「あぁ…なんか気になったからさぁ」
ふーん。と言った様な顔された…こいつ何考えてるかさっぱりわからん。
キーンコーンカーンコーン…
「やば…チャイムだ」
「ハヤテお前が変な事言うからだぞっ!
二人は走り出す、
「ハク!教室先に入った方が昼飯おごりな♪」
勝てる訳がない…ハヤテは陸上部で、かなり足が早いのだ。だが負ける訳にはいかない
「おう!勝負しよ!」