どうやら、よくホラー映画であるような内容のようだった。


昴「出たな、文太のオカルト話」


昴は笑いながら言った。


文「うるせーなぁ、好きなんだから良いじゃんかよ」

文太は子どもの様にいじけながら言った。


雅「それで…それがどうしたの?」


文「やってみよーぜ」


笑顔で文太は言った。


拓「はぁ?」


昴「マジで?」


拓海と昴は呆れていた。


文「どうせガセだろうけど確かめてみたいじゃん?頼むよ〜」


文太が両手を合わせて言った。


「んー…」と皆が言ってる中、俺は口を開いた。


怜「面白そうだな。いいよ、やっても」


どうせ、ガセだろうが俺もホラーが好きだったというのもあり正直興味があった。


雅「えー、僕は反対だなぁ…」


雅明は遠慮がちに言った。

でも、俺も賛同したせいか拓海と昴も興味を持ってしまった。


昴「まぁ、どうせガセだろうから、暇だし俺も別にいいよ」


拓「確かに面白そうだな。いいぜ、やってみようぜ」

2人も賛同した。


文「そうこなくちゃ!」


文太がパチンと指を鳴らした。


文「雅明はどうする?行きたくないんなら無理にとは言わないよ?」


文太の言葉に雅明は迷っていたが…「皆、やるなら…僕もするよ」と渋々賛同した。


文「んじゃっ、決まりッ!今日の放課後にやろうぜ!」


怜「了解」
拓「おぅ!」
昴「OK!」
雅「うん…」


雅明以外のメンバーはやる気満々で答えた。


きっと、どうせガセだと言う考えがあり余裕だったのだと思う。


だが今、思うと雅明の言葉に耳を貸しとけば良かった。


でも…好奇心の方が勝ってしまっていた。


まさかあんな事になるなんて誰も思っていなかったのだ。


今となってはこの遊びをしたのが悔やまれる。


そして…長い長い放課後を迎えた。