麻「そういえば…」
あの後、一頻り泣いた麻理は思い出したかのように口を開いた。
麻「怜くんと雅明くんは…2人で参加したんですか?」
怜「あぁ…。いや、他に3人居る」
雅「僕たちも…友達とはぐれてしまってて、それでそのはぐれた友達を探す為に二手に分かれてたんです」
雅明のその言葉に麻理は戸惑った様子になった。
麻「たっ、大変…!」
怜「どうした?」
麻「さっきの私の話、覚えてますかっ?」
雅「えっと、お友達が…亡くなって、それで他のお友達が麻理さん達を囮にして親友の奈緒さんと離れ離れに……。!まさか…!?」
雅明は自分の言葉にハッとした。
怜「…!そういう事かっ…!」
俺もやっと気付いた。
麻「そうです…っ!だから…美咲達…囮にした子達が怜くん達の友達も囮にしてしまうかもしれません!」
俺達が思っていた通りの言葉が耳に入ってきた。
自分の友達ですら、囮にするような奴らだ。
見ず知らずの拓海や昴…文太を見付けたら騙して囮にしたりするに決まってる。
雅「3人が危ない…っ!」
怜「くそっ!」
俺は携帯を取り出した。
雅明も携帯を取り出す。
雅「とりあえず昴と拓海に連絡しよう!文太は出ないかもしれないから…!僕は拓海に電話するから怜は昴に!」
怜「分かった!」
急いで発信ボタンを押した。
出てくれよ…!
そう祈りながら。
あの後、一頻り泣いた麻理は思い出したかのように口を開いた。
麻「怜くんと雅明くんは…2人で参加したんですか?」
怜「あぁ…。いや、他に3人居る」
雅「僕たちも…友達とはぐれてしまってて、それでそのはぐれた友達を探す為に二手に分かれてたんです」
雅明のその言葉に麻理は戸惑った様子になった。
麻「たっ、大変…!」
怜「どうした?」
麻「さっきの私の話、覚えてますかっ?」
雅「えっと、お友達が…亡くなって、それで他のお友達が麻理さん達を囮にして親友の奈緒さんと離れ離れに……。!まさか…!?」
雅明は自分の言葉にハッとした。
怜「…!そういう事かっ…!」
俺もやっと気付いた。
麻「そうです…っ!だから…美咲達…囮にした子達が怜くん達の友達も囮にしてしまうかもしれません!」
俺達が思っていた通りの言葉が耳に入ってきた。
自分の友達ですら、囮にするような奴らだ。
見ず知らずの拓海や昴…文太を見付けたら騙して囮にしたりするに決まってる。
雅「3人が危ない…っ!」
怜「くそっ!」
俺は携帯を取り出した。
雅明も携帯を取り出す。
雅「とりあえず昴と拓海に連絡しよう!文太は出ないかもしれないから…!僕は拓海に電話するから怜は昴に!」
怜「分かった!」
急いで発信ボタンを押した。
出てくれよ…!
そう祈りながら。


