怜「よし、そうと決まれば行動開始だな。って、いつまでやってんだ。さっさと行動するぞっ!」


俺の言葉に2人は喧嘩をやめた。


昴「はいはいっ。じゃあ、行くか?」


怜「あぁ。気を付けろよ、2人共」


昴「当たり前じゃん?お前等こそ気を付けろよ」


拓「まぁ、俺様は大丈夫だからよ。そっちが気を付けろよ〜?特に雅明」


拓海がニッと笑いながら拓海を指差した。


雅「うんっ。そっちも気を付けてね」


気を悪くしたわけでもなく雅明はニコリと笑った。


昴「お前が1番あぶねーだろ」


拓「何をぉ?」


怜「まぁ、大声出すなって事だな。で…死ぬなよ?」

俺は真剣にそう言った。


その言葉に3人は頷いて…

「もちろんっ!」
「任せとけっ!」
「うんっ!」

と答えた。


怜「よし。何かあったら連絡し合おう。あっ、そうだ。途中で、もし文太に会ったら保護しとこう。危ないからな」


昴「OK。じゃあ、また後でな!」


拓「じゃあなっ!」


雅「気をつけてねー!」


怜「あぁ」


俺達は互いに手を振って別れた。


こうして、俺と雅明、昴と拓海、そして文太の3つのグループに分かれた。


だが…これは失敗だったのかもしれないと思うのは随分後の事になる。